建設ディレクターとは?

 今後より一層人手不足に苦しむ建設業界では、生産性向上のためドローンやICT建機などの新技術が続々と導入されている。ただでさえ現場の工期や、品質管理、人材育成等の職務に追われるなかに、どんどん新しい技術が入り、人手が足りず長時間労働にならざるを得ない状態が続いている。

 そこで最近「建設ディレクター」という新職種が注目されている。工事写真や書類の作成、整理、施工データの作成、処理などの情報処理的な業務を担当し、現場で働く技術者のサポートを行う。
「書類作成などの業務が昼間に終わるので、現場事務所では18時までには帰宅できるようになった」と現場では嬉しい声があがっている。建設ディレクターを採用してから、現場技術者の仕事が楽になったという建設会社は数多くある。

 2022年末の段階で、全国に800人の建設ディレクターが活躍していて、10~30代の若手が65%、女性が約70%を占めている。建設ディレクターは一般財団法人建設ディレクター協会が主催する育成コースを受講した人が取得できる資格です。費用もかかりますが、要件を満たせば助成金の活用が可能です。

 この建設ディレクターを採用するメリットは煩雑な事務処理が楽になるだけではなく、働き方改革に対応した労働時間の削減、現場の生産性向上、若手や女性が活躍できるなど多くのメリットがあります。ぜひこれを機に建設ディレクターの採用を検討してみてください。

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