公共工事 入札参加資格ながれ

 入札とは、公共の請負工事を受注する場合に、複数の業者が発注者(自治体)へ見積り価格を示し、価格の優劣などによって工事の受注業者が決められる形式です。公共工事を受注するには、入札への参加が必要です。
 ですが、入札に参加するまでには多くの準備や提出物があり、急に参加資格が得られるものではありません。

【入札に参加するまでの流れ】

1.建設業許可の決算変更届の提出
建設業許可を持つ企業は、決算終了から4か月以内に決算変更届を提出する必要があります。これは入札に参加しない場合も必ず提出が必要なものです。

2.経営状況分析の受審
経営状況分析機関によって、企業の経営状況を分析してもらい、分析結果の通知をもらう必要があります。

3.経営事項審査(経審)の受審
企業の住所地を管轄する都道府県庁で、経審を受けます。現在の経営規模や売上高、社会性等の観点から評価を受け経営事項審査結果通知書をもらいます。

4.入札参加資格申請
参加したい入札を実施する自治体に対して、入札参加資格申請をします。手続きの方法や入札システムは自治体ごとに異なるため、各自治体への確認が必要です。これが終了すると入札に参加することができます。

 まずは上記のような流れがあることを理解することが大切です。また各流れの中で申請に必要な書類やその書類の記載方法等細かく規定がありますので、専門の行政書士に依頼することをオススメします。

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