人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)

「事業展開等リスキリング支援コース」は、新規事業の立ち上げなどの事業展開に伴って事業主が雇用する労働者に対して新たな分野で必要とされる知識やスキルを習得させるための訓練を実施した際に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成します。

【対象】
①新規事業立ち上げ等の事業展開に伴う人材育成
②業務の効率化や脱炭素化などに取り組む為にデジタル・グリーン化に対応した人材育成

※実訓練時間数が10時間以上である必要があります

事業展開とは
・新商品や新サービスの開発、製造、提供又は販売(店頭販売のみだったが、ネット通販も開始する等)

デジタル化とは
・デジテル技術を活用して、業務の効率化を図ること(ITツールの活用や電子契約システムを導入して社内のペーパーレス化をすすめた等)

グリーン化とは
・省エネ、再生エネルギーの活用等(農薬の散布にトラクターを使用していたが、ドローンを導入した等)

【対象となる研修や訓練】
①事業展開を行うにあたって、新たな分野で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練
②事業展開は行わないがデジタル化やグリーン化を進めるにあたり、これに関連する業務を従業員にさせるため専門的な知識や技能を習得させる為の訓練(例:ドローンを導入したので、従業員に知識習得のために研修を受講させる)

【助成金額】
・経費助成率
中小企業→75% 大企業→60%
・賃金助成額
中小企業→1h960円 大企業→1h480円

※1事業所あたりの助成限度額は1億円

【受講例】
従業員10名に1年度で300万円・100時間の研修を受講させた場合(中小企業)

 経費助成:300万×75%=225万円
 賃金助成:960円×100時間×10名=96万円

 合計 225万円+96万円=321万円

 雇用保険に入っていればパートやアルバイト、契約社員も対象になります。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

助成金

前の記事

業務改善助成金
労働関係法令

次の記事

賃金支払い5原則